シャープス銃
ウィキペディア フリーな encyclopedia
![]() |
千葉謙介により開発された空気銃の「シャープ (空気銃メーカー)」とは異なります。 |
シャープス銃(シャープスじゅう)は、1848年にアメリカ合衆国のクリスティアン・シャープス(英語版)が設計した単発形式の小銃、ならびにこれを母体とする小銃群(シリーズ)。1881年に生産終了となったが、長射程および正確性により高い評価を得た。1874年にかけて複数種の口径が開発され、アメリカ国外でも多くの国で軍用の兵装として制式採用された。金属薬莢への移行に成功した数少ない小銃のひとつでもある。
概要 シャープス銃, 種類 ...
シャープス銃 | |
---|---|
![]() | |
種類 | ライフル、カービン |
原開発国 |
![]() |
運用史 | |
配備期間 | 1850–1881 |
開発史 | |
開発者 | クリスティアン・シャープス |
開発期間 | 1848 |
製造数 | 100,000 丁以上 |
派生型 |
シングルセットトリガー (regular army) ダブルセットトリガー |
諸元 | |
重量 | 9.5 lb (4.3 kg) |
全長 | 47インチ (1,200 mm) |
| |
弾丸 | 「.52-50-475」カートリッジ。後の1873年に 「.45-70 ガバメント」にコンバートされる。 |
作動方式 | フォーリングブロックアクション |
発射速度 | 8~10 発/分 |
初速 | 1,200 ft/s (370 m/s) |
最大射程 | 1,000 yd (910 m) |
装填方式 | 単発 |
照準 | オープンラダータイプ |
テンプレートを表示 |
閉じる
シャープス銃の復刻生産は現在も行われているが、19世紀当時のシャープス銃の生産企業とは無関係である。西部開拓時代を描いた映像作品や書籍(西部劇)にも数多く描かれることから、西部開拓時代を代表する銃器としても認知されている。