サラマンカ
スペインの都市 ウィキペディアから
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サラマンカ(Salamanca)は、スペイン・カスティーリャ・イ・レオン州サラマンカ県のムニシピオ(基礎自治体)。サラマンカ県の県都である。
スペインを代表する大学街であり、大学や大聖堂のあるサラマンカ旧市街全体が、ユネスコの世界遺産に登録されている(サラマンカの旧市街を参照)。
農作物の集散地であり、食品加工などが盛ん。化学製品や陶器製造なども行われている。近隣の都市としては、約110キロ北東にバリャドリッド、130キロ東にセゴビアが位置している。
シューベルトの歌劇『サマランカの友人たち』(1815年、シューベルト18歳)は、ここを舞台に描かれる。
2008年のアメリカ映画『バンテージ・ポイント』は、サラマンカの広場を舞台としている。
都市名の由来は明らかではないが、古代ギリシャではヘルマンティケ (Helmantike、「予言の地」の意) と呼ばれており、一方でプトレマイオスはサルマティカあるいはサルマンティカ (Salmatica、Salmantica)、プルタルコスはヘルマンディカ (Hermandica) とした。またセリウムやセンティカ (Selium、Sentica) と呼ばれることもあった[1]。古代ローマ帝国の時代にはサルマンティカ (Saimantica) として知られ、交通の要所として重要な役割を果たした。トラヤヌス帝の時代に建てられたローマ橋 (18世紀に再建築) が有名である。8世紀よりイスラーム勢力の支配下におかれたが、その後11世紀後半にキリスト教勢力によって奪回された。
1218年にレオン王国のアルフォンソ9世のもとでスペイン最古の大学サラマンカ大学が建てられた。この大学で、「新大陸」の統治にむけての法的整備や、対抗宗教改革(反宗教改革)の諸思想が形成された。
20世紀のスペイン内戦では、フランコ側の重要な拠点となった。
サラマンカはマドリードから鉄道で2時間半の距離にある。
参考文献:『地球の歩き方 スペイン 2004~2005年度版』ダイヤモンド・ビッグ社
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