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日本のシンガーソングライターである財津和夫が作詞・作曲を手がけた楽曲。 ウィキペディアから
『サボテンの花』(サボテンのはな)は、チューリップの曲。最初のシングルは1975年2月5日に発売された(通算8枚目)。作詞・作曲は財津和夫で、財津のソロによるセルフカバーでも知られる。
財津によると、福岡の実家に帰ったときに母親が育てていたサボテンの花に感動したのが本曲の原点で、歌詞は前年の1974年にヒットした山本コウタローとウィークエンドの『岬めぐり』を参考にして「アンサーソングのつもり」で作詞した[1][2]。
本曲はまた、財津自身の失恋体験が元になっており、当時付き合っていた女性が財津の家で靴下などを洗濯していたことなど、その時の光景を思い出して作ったが、この曲の歌詞全てが実話ではないという[3]。この曲の最後を「ラララ…」という形にしたのは、失恋の曲の中にあっても希望を残すためであり、「恋人に去られてしまっても、春が来たら自分も再生し、自分も再び歩き出す」という意味を付けるため、広い空をイメージしたものだと述べている[4]。
レコーディングの際、1番の歌詞「窓に溶けてゆく」を「窓に降りそそぐ」と間違って歌ってしまったが、その間違いに関係者の誰も気づかないままレコーディングが終わり、そのまま発売されたという逸話がある。財津は「歌詞カードがおかしいと思ったら、自分が間違っていた」と後になってから気づいたという[3]。
本曲は、フジテレビ系ドラマ『ひとつ屋根の下』の主題歌に使用され、シングル発売から18年が経った1993年にリバイバルヒットした(1975年当時もオリコンTOP20にはランクインしている)。もっとも、ドラマではオリジナルの「サボテンの花」は使われておらず、財津のソロ名義によるセルフカバーが「サボテンの花〜ひとつ屋根の下より〜」のタイトルで主題歌として使用されている。ドラマ放映時には、まず1993年4月21日に日本コロムビアから財津のセルフカバー・アルバム『Z氏の悪い
1997年放送のドラマ続編『ひとつ屋根の下2』ではチューリップの「サボテンの花」が主題歌となっているが、こちらもオリジナルではなく、同年のチューリップ再結成時に再録音されたものである。
1975年2月5日に、チューリップの通算8枚目のシングルとして発売された。同年4月5日発表のアルバム『無限軌道』からの先行シングルである。B面は、1974年のアルバム『ぼくがつくった愛のうた』からのシングルカットである。
「サボテンの花」 | ||||
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チューリップ の シングル | ||||
初出アルバム『We believe in Magic』 | ||||
B面 | サボテンの花(オリジナル・カラオケ) | |||
リリース | ||||
規格 | 8cmCD | |||
ジャンル | ロック | |||
レーベル | ビクター エンタテインメント | |||
作詞・作曲 | 財津和夫 | |||
チューリップ シングル 年表 | ||||
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1997年の再結成時のタイミングとテレビドラマ『ひとつ屋根の下2』の放映時期が重なり、チューリップによるセルフカバー・バージョンが主題歌として採用された。
チューリップとしては初めての8センチCDであり、セルフカバー・アルバム『We believe in Magic』からの先行シングルとして同年4月9日に発売された。
全作詞・作曲:財津和夫、編曲:チューリップ
財津和夫は本曲をたびたびセルフカバーしている。ディスク収録されたものには以下が挙げられる。
シングル『サボテンの花〜ひとつ屋根の下より〜』より1週間先駆けてリリースされ、セルフカバーアルバム『Z氏の悪い
カップリング曲の「青春の影 ('90 Version)」は、1990年に発売されたシングル「Dream With You」に収録されているバージョンである。
全作詞・作曲:財津和夫
シングル『サボテンの花〜ひとつ屋根の下より〜』(サボテンのはな ひとつやねのしたより)は、1993年4月28日に発売された。財津の通算11枚目のシングル(前述のシングルカットは含まない)である。
本シングル収録バージョンは、先行して発表されたアルバム収録のいずれのバージョンともアレンジが異なっている。どちらかというと、1975年に発売されたオリジナルのアレンジに近い。
フジテレビ系ドラマ『ひとつ屋根の下』主題歌に使用され、ドラマが高視聴率だったこともあり、60万枚以上の売り上げを記録した。財津のソロとしては、「Wake Up」(1979年)以来のヒット曲である。
全作詞・作曲・編曲:財津和夫
宝焼酎「純レジェンド」のTV-CFイメージソングに選ばれ、それに合わせて発売されたバージョンである。CMには財津が原田知世と共に出演していた。
イントロなしのアカペラで楽曲が始まるなど、3年前のリバイバルヒット時のバージョンとは若干異なる。カップリング「Weekday love woman」共々オリジナル・アルバムには未収録となっている。
なお、このシングルを最後に、財津はパイオニアLDCを離れた。
全作詞・作曲・編曲:財津和夫
前述の他、「ひとつ屋根の下より」バージョンが後年、以下のCMで使用されている。
西鉄宮地岳線(現・貝塚線)では、香椎花園前駅や貝塚駅などに到着する際、車内メロディとして「心の旅」とともにオルゴール版で使用されていた。旧宮地岳線西鉄新宮駅以北廃線後は同駅終着時にも使われていた。
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