コロポン
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コロポンまたはコロフォン(古希: Κολοφών, Colophōn)は、古代リュディア地方にあった都市で、紀元前1千年紀の初めごろから存在した。
イオニア同盟の12の都市の1つで、レベドス(西にあった)とエフェソス(南にあった)の間に位置していた。
コロポンという名称は κολοφών すなわち「頂上」に由来し、分水嶺に位置していたことを意味している。また「奥付」を意味する "colophon" も同じ語源である。またロジンを "colophony" とも呼ぶが、これは colophonia resina すなわち「コロポンの松から取れる天然樹脂」を意味し、弦楽器向けの最高級品とされていた。
この都市の廃墟は現在のイズミル県の小さな村 Castro of Ghiaour-Keui にある。