ケンブリッジ・ファイヴ
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ケンブリッジ・ファイヴ(英語: Cambridge Five)は、戦間期から1950年代にかけてイギリスで活動したソビエト連邦のスパイ網。暗号名から少なくとも5人のスパイが存在したことがわかっており、そのうち4人はキム・フィルビー(暗号名:スタンレー)、ドナルド・マクリーン(暗号名:ホーマー)、ガイ・バージェス(英語版)(暗号名:ヒックス)、アンソニー・ブラント(英語版)(暗号名:ジョンソン)であると判明している。残りの一人はジョン・ケアンクロス(英語版)(暗号名:リスト)と見られている。5人とも1930年代にケンブリッジ大学で学んだことから「ケンブリッジ・ファイヴ」と呼ばれる。彼らのリクルートは諜報史上、外国情報機関によるもっとも成功した例と言われ、ロシアでは「大物5人組」と呼ばれた[1]。