グリセリン脂肪酸エステル
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グリセリン脂肪酸エステル(グリセリンしぼうさんエステル)は、グリセリン(グリセロール)と脂肪酸から形成されるエステルで、一般的に疎水性が非常に高い[1]。
グリセリド(英語: Glycerides)、アシルグリセロール(英語: acylglycerols)とも呼ばれる。
グリセリンは3つのヒドロキシ基を持ち、1つ、2つおよび3つの脂肪酸とエステル化することにより、モノアシルグリセロール(モノアシルグリセリド)、ジアシルグリセロール(ジアシルグリセリド)およびトリアシルグリセロール(トリアシルグリセリド)を形成する[2]。それらの構造は、脂肪酸アルキル基の炭素数、不飽和度、オレフィンの配置や位置が異なるため、多種多様である[1]。
日本の食品衛生法ではモノグリセリド誘導体とポリグリセリン脂肪酸エステルもグリセリン脂肪酸エステルに属するものとして認可されており、本項で併せて述べる。