クルタ計算機
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クルタ計算機(クルタけいさんき、Curta calculator)は小型で手回し式の機械式計算機である。非常に小型であることが特長で、その円筒状の筐体は手のひらに収まるほどである。
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計算機構の基本的な原理は、オドネルのものや他の多くの機械式計算機[1]などと同様であり、歯車で数値を累算し、加算とその応用で四則演算が可能である。しかし特徴的な点として、他の計算機のような歯車の歯が出入りする機構ではなく、ライプニッツが彼の計算機に採用したものに似た「段付歯車」が使われていることと、逆回転ではなく歯車をずらすことで補数によって減算を行うことなどがある。