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ガンダーラ語仏教写本
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ガンダーラ語仏教写本(ガンダーラごぶっきょうしゃほん)は、ガンダーラ語で書かれた1世紀から3世紀ごろの仏教写本を指す。大部分は1990年代以降に現在のアフガニスタンとパキスタンで発見された。現存する最古の仏教写本であり、また大乗仏教の経典を含むこと、初期の漢訳仏典と共通性があることでも注目される。
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ガンダーラ語の仏典は、19世紀末に中央アジアのホータン付近で発見された『法句経』によって知られていた。この経典の言語が初期漢訳仏典の音訳語に近いことで注目されたが、長い間『法句経』はガンダーラ語仏典として(零細な断簡を除き)唯一のものであった。
1990年代にアフガニスタンからさまざまな仏典写本が流出し、その中のもっとも古いものはガンダーラ語で記されていた。現在も研究が進められている。大部分が科学的な発掘によるものではないため、出土した場所や状況がはっきりしない問題がある。