カンジャンテウィキペディア フリーな encyclopedia カンジャンテ(cangiante)は、有彩色絵画における技法で、固有色(英語版)とは異なる絵具を明部あるいは暗部の彩色に用いるもの。日本語では玉虫色の技法とも呼ばれる。単一色相での明暗法より強烈な色彩の効果がある。この技法の用例は13〜14世紀のジョットまで遡ってみられる。ルネサンス美術においては特にミケランジェロによって、玉虫織(英語版)のような絹糸光沢の衣の表現に用いられた。 スクロヴェーニ礼拝堂『キリストの哀悼』(ジョット) フィエーゾレの祭壇画の裾絵(英語版)より右中翼部分(フラ・アンジェリコ) 『聖家族』(ミケランジェロ) システィーナ礼拝堂天井画よりダニエル部分(ミケランジェロ) 同、エレミヤ部分 同、ユディトとホロフェルネス部分 カッポーニ礼拝堂(英語版)『受胎告知(英語版)』よりガブリエル部分(ポントルモ) 現物の玉虫織(shot silk)
カンジャンテ(cangiante)は、有彩色絵画における技法で、固有色(英語版)とは異なる絵具を明部あるいは暗部の彩色に用いるもの。日本語では玉虫色の技法とも呼ばれる。単一色相での明暗法より強烈な色彩の効果がある。この技法の用例は13〜14世紀のジョットまで遡ってみられる。ルネサンス美術においては特にミケランジェロによって、玉虫織(英語版)のような絹糸光沢の衣の表現に用いられた。 スクロヴェーニ礼拝堂『キリストの哀悼』(ジョット) フィエーゾレの祭壇画の裾絵(英語版)より右中翼部分(フラ・アンジェリコ) 『聖家族』(ミケランジェロ) システィーナ礼拝堂天井画よりダニエル部分(ミケランジェロ) 同、エレミヤ部分 同、ユディトとホロフェルネス部分 カッポーニ礼拝堂(英語版)『受胎告知(英語版)』よりガブリエル部分(ポントルモ) 現物の玉虫織(shot silk)