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ボーイスカウト日本連盟
日本の公益財団法人 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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公益財団法人ボーイスカウト日本連盟(ボーイスカウトにほんれんめい、英: Scout Association of Japan、略称: SAJ)は、「世界スカウト機構憲章に基づき、日本におけるボーイスカウト運動を普及し、その運動を通じて青少年の優れた人格を形成し、かつ国際友愛精神の増進を図り、青少年の健全育成に寄与すること」を目的とする[1]文部科学省所管の公益法人(財団法人)である。2024年3月31日現在の加盟員数は77,780人[2]。
公益財団法人ボーイスカウト日本連盟 | |
Scout Association of Japan | |
![]() | |
略称 | SAJ |
---|---|
設立 | 1922年(大正11年)4月13日[1] |
設立者 | 後藤新平 |
種類 |
公益財団法人[1] 財団法人認可: 1935年(昭和10年)7月1日 公益財団法人認定: 2010年(平成22年)4月1日 |
法人番号 |
9010005017765 ![]() |
法的地位 | 公益法人認定法 |
目的 | ボーイスカウト運動の普及 |
本部 |
![]() 〒167-0022 東京都杉並区下井草4丁目4番3号 |
座標 | 北緯35度43分10秒 東経139度37分6秒 |
貢献地域 |
![]() |
会員数 |
77,780人[2] (2024年3月31日現在) |
理事長 | 水野正人 |
提携 | 世界スカウト機構 |
予算 |
8億8826万4868円[3] (2024年度) |
職員数 | 29人[1] |
ウェブサイト | https://www.scout.or.jp/ |
テンプレートを表示 |
イギリスで始まったスカウト運動は、秋月左都夫や北条時敬、蒲生保郷などにより日本に紹介された。その後、クラレンス・グリフィン(英語版)などの外国人がボーイスカウト団体を結成した。そして、1912年のベーデン=パウエルの日本訪問により、日本各地で「少年団」が発足した。1922年4月13日、静岡県で開催された「第1回全国少年団大会」において、「少年団日本連盟」の結成が決議され、翌年の1923年、関東大震災時にはスカウトが奉仕活動を展開した。太平洋戦争の終戦直後、GHQはボーイスカウトの再建運動を許可しなかったが、少年団の指導者や日系2世のボーイスカウト出身者、GHQの民間情報教育局(CIE)の協力の上、1947年には一部の地域で試験的にスカウト活動が再開された。そして、1949年4月には、財団設立認可が下り、「財団法人ボーイスカウト日本連盟」が再発足した。1950年7月1日、日本連盟が国際事務局に復帰し、1956年には第1回日本ジャンボリーが開催された。また、1971年には日本初の世界ジャンボリーである第13回世界ジャンボリーが開催された。1995年には全部門への女子の加入が認められた。2022年にはボーイスカウト日本連盟創立100周年記念式典が開催された。
日本連盟は、世界スカウト機構に加盟している。日本連盟の加盟員の区分として、ビーバースカウト(小学校1年生 - 小学校2年生)、カブスカウト(小学校3年生 - 小学校5年生)、ボーイスカウト(小学校6年生 - 中学校3年生)、ベンチャースカウト(中学校3年生9月 - 高校3年生)、ローバースカウト(18歳以上25歳以下)がある。日本連盟の目標は、ボーイスカウトの組織を通じ、青少年がその自発活動により、自らの健康を築き、社会に奉仕できる能力と人生に役立つ技能を体得し、かつ、誠実、勇気、自信および国際愛と人道主義を把握し、実践できるよう教育することである。スカウト教育法では、「ちかい」と「おきて」の実践、班制教育、進歩制度、野外活動を取り入れている[4]。日本連盟の組織形態は、日本連盟、都道府県連盟、地区、団、隊という形である。加盟員数は1983年をピークとして、減少しており、2023年度は1983年の23.4%であった。