エリュシペロトリクス綱
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エリュシペロトリクス綱(Erysipelotrichia)は、フィルミクテス門に属す細菌の綱。
概要 エリュシペロトリクス綱, 分類 ...
エリュシペロトリクス綱 | |||||||||
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分類 | |||||||||
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学名 | |||||||||
Erysipelotrichia Ludwig et al. 2010 | |||||||||
下位分類(目) | |||||||||
Erysipelotrichales
(属は本文参照) |
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2018年8月現在、1目1科18属を含む。大半が非運動性、芽胞を形成しないグラム陽性[1]の桿菌[2]。好気または通性嫌気性で、従属栄養的に増殖する[2]。腸内細菌として普遍的に見られ、豚丹毒を引き起こす豚丹毒菌など、ヒトや動物に感染症を引き起こすものも少なくない[3][4]。ゲノムサイズはフィルミクテス門の中では比較的小型で、系統的にはマイコプラズマなどのモリクテス綱に近縁とされる[3]。
脂質の多い食事を与えられたマウスは、このグループに属す細菌が増加するという報告がある[5]。肥満との関連でも研究が進められている。