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エボシドリ科(エボシドリか、学名 Musophagidae)は鳥類エボシドリ目の唯一の科である。エボシドリ(烏帽子鳥)と呼ばれる。
エチオピア区(サハラ以南のアフリカ)の森林とサバンナに生息する。
頭部の上に目だつ冠羽があり、和名では烏帽子(えぼし)にたとえられる。
樹上に住み、巣も枝の上に小枝を重ねて作る。木の実を主食とする。
エボシドリ目は aquatic and semi-aquatic birds 系統に含まれる[1][2]。姉妹群は不確実だが water birds(アビ目+ペンギン目+ミズナギドリ目+コウノトリ目+ペリカン目)と思われる。
伝統的にはカッコウ目エボシドリ亜目 Musophagi に分類されてきたが、狭義のカッコウ目(カッコウ科)とは異なり、托卵をせず、果実食で、雛は早生性である[3]。カッコウ目も aquatic and semi-aquatic birds に含まれるが、エボシドリ目とそれ以上には近縁でない。Sibley分類では広義のフクロウ目(フクロウ目+ヨタカ目+ズクヨタカ科)と姉妹群のエボシドリ目としたが、広義のフクロウ目のいずれのグループも aquatic and semi-aquatic birds にすら含まれずエボシドリ目とは遠縁である。
エボシドリ科は3つの亜科に分かれる[4][5]。以前は2亜科に分類されていたが、ハイイロエボシドリ亜科からカンムリエボシドリ亜科が分離された。ただしカンムリエボシドリ亜科の系統位置は不確実で、当初はエボシドリ科の中で最初に分岐したとされたが、おそらく他の2亜科のいずれかに近い[5]。
aquatic and semi-aquatic |
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種は国際鳥類学会議 (IOC) による[6]。23種からなる。IOCでは6属からなるが、Njabo & Sorenson (2009)[5]に従い一部の非単系統属を分割し8属とした。IOCではエボシドリ属 Tauraco にズグロエボシドリを、ムジハイイロエボシドリ属 Corythaixoides にシロハラハイイロエボシドリを含む。
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