ウーズル効果
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ウーズル効果(ウーズルこうか、英: Woozle effect)とは、証拠や根拠のない事柄に関する公表物が、頻繁に引用されることにより、個人、団体、または社会一般において、証拠たり得ると誤解される現象のこと。引用による証拠(いんようによるしょうこ、英: evidence by citation)、または単にウーズルともいわれる[1]。この効果により、事実ではないことが都市伝説やファクトイドとなる[2]。
また、ウーズル効果の影響は、世間一般だけではなく、学術界へも波及する。再現実験がされず、引用する文献の要となる主張に十分な裏付けがないことに誰も気づかない場合には、それを基に新たな研究が繰り返される事態が起こり得る。