イータカリーナ星雲
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イータカリーナ星雲[3][注 1](ηカリーナ星雲、Carina Nebula、Eta Carinae Nebula)は、いくつかの散開星団に囲まれた大きく明るい星雲である。りゅうこつ座η星とHD 93129Aという、銀河系で最大級の重さと光度を持つ恒星の2つがこの星雲の中にある。地球からは、6500光年から1万光年離れていると推定されている。イータカリーナ星雲は、りゅうこつ座の中に見え、いて・りゅうこつ腕の中に位置する。この星雲には、いくつかのO型星が含まれる。
概要 イータカリーナ星雲, 仮符号・別名 ...
イータカリーナ星雲 | ||
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ヨーロッパ南天天文台の超大型望遠鏡VLTで撮影された画像 | ||
仮符号・別名 | NGC 3372[1] | |
星座 | りゅうこつ座 | |
分類 | HII領域[1] | |
位置 元期:J2000.0[1] | ||
赤経 (RA, α) | 10h 44m 19.0s[1] | |
赤緯 (Dec, δ) | −59° 53′ 21″[1] | |
距離 | ~6500-10000 光年 [2] | |
他のカタログでの名称 | ||
ESO 128-EN013[2] GC 2197[2] |
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空に見える散光星雲としては最も大きいものの1つである。有名なオリオン星雲よりも4倍も大きく明るいが、南半球の高緯度地方でしか見られないため、それほど知られていない(北半球の北緯13度からも全景が撮影可能。南半球から主に見る星雲としては有名な星雲)。1751年から1752年に喜望峰でニコラ・ルイ・ド・ラカーユによって発見された。
大きな明るい星雲の中、りゅうこつ座η星のすぐ周囲により小さな星雲があり、人形星雲[4]として知られている。これは、1841年にりゅうこつ座η星が大きな擬似的超新星爆発を起こしてできたものだと考えられている。これにより、りゅうこつ座η星は、一時的に全天で2番目に明るい恒星となった。