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インド準備銀行
インドの中央銀行 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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インド準備銀行(インドじゅんびぎんこう、ヒンディー語: भारतीय रिज़र्व बैंक、英語: Reserve Bank of India、略称:RBI)は、インドの中央銀行である。なおインド中央銀行(Central Bank of India)は中央銀行ではなく、政府系の市中銀行である。パキスタンが1947年に分離独立してから翌年にパキスタン国立銀行ができるまでの間、インド準備銀行はパキスタンにおいても中央銀行としての業務を継続した。
![]() インド準備銀行本店 | |
本店 | ムンバイ |
---|---|
設立 | 1935年4月1日 |
総裁 | シャクティカンタ・ダス |
国 |
![]() |
通貨 |
インド・ルピー INR (ISO 4217) |
基準貸付利率 | 5.2% |
ウェブサイト | https://www.rbi.org.in/ |
![Thumb image](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/0/0a/Reserve-Bank-of-India.jpg/640px-Reserve-Bank-of-India.jpg)
歴史的には植民地銀行Reserve Bank of India を源流とする。当然、イギリス資本に翻弄されてきた。戦後に国有化されてからも当分は、インドそのものに対する民間投資におき英米資本が8割ほどを占めた。
2005年の年次政策報告で、金融包摂を主要な政策課題に取り上げた。庶民が金融サービスから疎外される現状を憂い、基本貯蓄口座[注釈 1]の提供を全市中銀行に勧告した。現在も国内全家計の59%しか銀行口座を保有できていない。2006年7月1日顧客サービスと苦情処理の強化に乗り出し、カスタマーサービス部を設立した。金融包摂策との関係は明らかでない。
金融包摂策はバングラデシュのグラミン銀行が展開するマイクロファイナンスに通じる部分もあり、発想として新しいわけではない。グラミン銀行はバングラデシュ銀行の支援を受けているが、バングラデシュ銀行はパキスタン国立銀行の支店が前身である。印パ地域は同一の問題に長いこと向き合っているのである。インド準備銀行はインド全域22ヶ所(ほとんどが州の首都)に支店網を展開している。
現在の総裁(第25代)は財務官僚出身のシャクティカンタ・ダスで、2018年に就任した。