Loading AI tools
ウィキペディアから
インゲンマメ属 Phaseolus はマメ亜科に属する属の一つ。新大陸に固有の属で、特にメキシコに種数が多い[2]。
先コロンブス期に最低でも4種が栽培化されており[3]、その内最も有名なものがインゲンマメで、現在では全世界の熱帯から温帯で栽培されている。他の種としてライマメ、ベニバナインゲンなどがある。
かつてこの属には他にも多くの有名な種が属していたが、現在ではササゲ属を始めとした他の属に移されている。例えばリョクトウの学名はかつてPhaseolus aureus だったが、現在ではササゲ属に移されVigna radiata となっている。同様に1753年に発見されたCochliasanthus caracalla(スネイルフラワー)もかつてはインゲンマメ属とされており、1970年にはササゲ属に、その後独立した単型属に移されている。現在、インゲンマメ属に新大陸以外に自然分布する種は含まれていない。
コウモリガ科のKorscheltellus lupulina ・Hypercompe icasia ・Hypercompe albicornis 、キタクロヤガ Euxoa nigricans 、タイリクウスイロヨトウ Hadula trifolii などの鱗翅目昆虫の幼虫の食草となっている。
属名 Phaseolus は1753年、カール・フォン・リンネによって命名された[4]。この名はラテン語の phaseolus に由来するが、これはギリシャ語で「ササゲ」を意味する φάσηλος に縮小辞-olus をつけたものである[5]。ギリシャ語の φάσηλος の由来は不明である[6]。
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
系統[7] |
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.