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イワイチョウ(岩銀杏、学名:Nephrophyllidium crista-galli )はミツガシワ科の多年草。別名、ミズイチョウ(水銀杏)。本種のみでイワイチョウ属を形成する(1属1種)。
イワイチョウ | |||||||||||||||||||||
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2008年7月 福島県会津地方 | |||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Nephrophyllidium crista-galli (Menz. ex Hook.) Gilg 1895 | |||||||||||||||||||||
シノニム | |||||||||||||||||||||
Fauria crista-galli (Menz) Makino. | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
イワイチョウ(岩銀杏) |
かつての属名は Fauria であったが、国際植物分類学会(IAPT)は Fauria をシノニムとし、Nephrophyllidium を正式な属名にすることを決定した。
花茎の高さは20cmから40cm。葉は根生し、厚い腎臓形で葉柄があり、縁は鋸歯状になる。秋になると黄葉する。花期は6月から8月で、花茎の先に5裂する白色の花を数個咲かせる。
南千島と日本の北海道、本州の中部以北に分布し、多雪地の亜高山から高山にかけての湿原などに自生する。群生することが多い。基準標本は八甲田山のもの。
属名の Nephrophyllidium は、ギリシア語の nephron(腎臓)と phyllon(葉)から来ており、イワイチョウの腎臓形の葉を表している。また種小名の crista-galliは、ラテン語でニワトリのとさかという意味であり、反り返る花弁の形をとさかに見立てて名づけられた。和名は、葉の形がイチョウの葉に似ていることに由来する。
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