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イドロ・ケベック
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イドロ・ケベック(フランス語: Hydro-Québec)はカナダ・ケベック州の電力会社。1944年にケベック州政府が設立した発電・送電・配電事業を営む公益事業体である。本社はモントリオールにあり、サービスエリアはケベック州全体である。
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種類 | 公企業 |
---|---|
業種 | 電力事業 |
設立 | 1944年4月14日 (1944-04-14) |
創業者 |
アデラード・ゴッドバウト ![]() |
本社 | 、 |
事業地域 |
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主要人物 |
エリック・マルテル 会長兼[1] |
製品 | 発電、送電、配電 |
売上高 |
122億3000万カナダドル(2012年) |
営業利益 |
51億8000万カナダドル(2012年) |
利益 |
8億6000万カナダドル(2012年)![]() |
総資産 | 705億2000万カナダドル(2012年)[2] |
純資産 | 189億8000万カナダドル(2012年)[2] |
所有者 | ケベック州政府 |
従業員数 | 21,596人(2012年)[3] |
ウェブサイト | www.hydroquebec.com |
「Hydro-Québec」はケベック州の公用語であるフランス語ではイドロ・ケベックと発音するが、英語読みでハイドロ・ケベックと発音されることもある。
イドロ・ケベックは60箇所の水力発電所でほとんどの電力を賄っており、カナダ最大規模の発電事業者であると同時に世界最大規模の水力発電事業者でもある[4][5][6]。2011年時点の発電所の総合発電能力は35,829メガワットで送電網は411万人をカバーしていた[7]。
1940年代末から1990年代中頃にかけて、ベルシミ第一発電所(英語版)、カリロン発電所(英語版)、マニック・アウターデス発電所(英語版)、チャーチル滝発電所(英語版)、2期に分けて整備したジェームズ湾プロジェクト(英語版)といった複数の大規模水力発電所の建設を相次いで行ってきたことで、ケベック州は化石燃料への依存度を抑えてきた。2009年には州内で使用される全エネルギーの40.05%をこれらの大規模水力発電所で賄っているが[8]、発電所の建設と運営はケベック州北部に住んでいる先住民との衝突も引き起こしている。
イドロ・ケベックは設立以来、地元での技術開発[9]、低価格な再生可能電力の大規模供給、持続的な設備投資[10]を行ってきたことから、ケベック州の経済発展において「ほぼ神聖なる存在[11]」とされている。
気候変動対策で培われてきた[12]価格競争力のある再生可能電力の需要増加[13][14][15]はイドロ・ケベックの直近の貸借対照表に好影響を与えている。2008年から2012年の間、ケベック州の電気料金が北米で低く保たれている功績[16]で株主に8億9000万カナダドルの配当を出している[17]。