イテア・イリキフォリア

イテア・イリキフォリア（Itea ilicifolia、中国語: 冬青叶鼠刺）は、ズイナ科ズイナ属の被子植物。中国西部の原産。常緑の低木（灌木）で、高さ3–5 m (10–16 ft)、幅3 m (10 ft)ほどである^[1]。光沢のあるヒイラギのような葉を持ち、総状花序で緑がかった白色の花が夏から秋にかけて咲く^[1]。花は30 cm (12 in)の長さで、しな垂れ香る^[1]。耐寒性があるが、若い個体は乾燥した風から守る必要がある^[2]。

イテア・イリキフォリア
イテア・イリキフォリア（筑波実験植物園）
分類（APG III）
界 : 植物界 Plantae 階級なし : 被子植物 angiosperms 階級なし : 真正双子葉類 eudicots 階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots 目 : ユキノシタ目 Saxifragales 科 : ズイナ科 Iteaceae 属 : ズイナ属 Itea 種 : イテア・イリキフォリア I. ilicifolia
学名
I. ilicifolia Oliv.
和名
イテア・イリキフォリア
英名
holly-leaved sweet spire

この植物は王立園芸協会のガーデン・メリット賞を受賞したことがある^[3][4]。

日本語ではシナズイナ（支那瑞菜）と呼ばれることがある^[5]が、シナズイナは本種とは別の種（ヒイラギズイナ）を指すこともある^[6]。

脚注

1. RHS A-Z encyclopedia of garden plants. United Kingdom: Dorling Kindersley. (2008). pp. 1136. ISBN 1405332964
2. “St Andrews Botanic Garden Plant of the Month September 2005”. St Andrews Botanic Garden (2005年9月). 2019年7月7日閲覧。 “Internet Archiveによる2016年3月4日時点のアーカイブページ。”
3. “RHS Plant Selector - Itea ilicifolia”. Royal Horticultural Society. 2019年7月7日閲覧。
4. “AGM Plants - Ornamental”. Royal Horticultural Society. p. 56 (July 2017). 2019年7月7日閲覧。
5. “ズイナの種類（原種・品種）”. みんなの趣味の園芸. NHK出版. 2019年7月7日閲覧。
6. “GKZ植物事典・シナズイナ”. 2019年7月7日閲覧。

外部リンク

• イテア・イリキフォリア - 筑波実験植物園