イッター城の戦い
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イッター城の戦い(イッターじょうのたたかい、独: Schlacht um Schloss Itter, 英: Battle for Castle Itter)は、第二次世界大戦末期のオーストリアで起こった戦闘である。総統アドルフ・ヒトラーの自決から5日後にあたる1945年5月5日、アメリカ陸軍第12機甲師団第23戦車大隊の一部と対独抵抗運動に与したドイツ陸軍部隊の一部は、ナチス・ドイツが収容所として利用していたイッター城(英語版)を解放し、その後同収容所の囚人だったフランス高官らと共にドイツ第17SS装甲擲弾兵師団所属の小部隊による反撃からイッター城を守りぬいた。戦いに参加したフランス高官には元首相や高級将校などが含まれた。
概要 イッター城の戦い, 時 ...
イッター城の戦い | |||||||
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第二次世界大戦(西部戦線)中 | |||||||
イッター城(2010年撮影) | |||||||
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衝突した勢力 | |||||||
ドイツ陸軍の一部 フランス高官 オーストリア・レジスタンス | |||||||
指揮官 | |||||||
ジョン・C・リー・ジュニア中尉 | 不明 | ||||||
戦力 | |||||||
歩兵
戦車1両
| 武装SS歩兵:100-200人 |
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この戦いは、第二次世界大戦においてアメリカとドイツの兵士が唯一共闘した事例とされ、第二次世界大戦における最も奇妙な戦いとも称される[2][3]。