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イセゴイ (伊勢鯉、学名:Megalops cyprinoides 英名:Indo-Pacific tarpon、インドパシフィック・ターポン) は、カライワシ目イセゴイ科に属する魚[1]。パシフィックターポンやハイレンとも呼ぶ。
イセゴイ | ||||||||||||||||||||||||
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保全状況評価[1] | ||||||||||||||||||||||||
DATA DEFICIENT (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | ||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Megalops cyprinoides Broussonet, 1782 | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
Indo-Pacific tarpon |
見た目は同属のターポンに似るが、ターポンは大西洋に分布し、本種よりはるかに大きい。背面はオリーブグリーン、側面は銀色[2]。口は大きく、上を向いている。下顎には細長い骨板がある。背鰭の最後の条は長く、尾近くまで達する。鰾を空気で満たし、そこから酸素を吸収することができる[2]。淡水に生息する個体は全長50 cmをわずかに超える程度だが、海水に生息する個体は1 mを超え、最大で全長1.5 m、体重18 kg の記録がある[2]。寿命は44年以上で、2年以内に成熟する。レプトケファルスから10日間で変態する[3]。
東アフリカとアラビア半島から、南アジア、東南アジア、南日本、フランス領ポリネシア、オーストラリア南部に分布する[1]。海岸、河口および淡水の川や湖に生息する。回遊魚であり、川と海を移動する。漁獲量などが不明な為、生息数に関するデータは不足しているが、分布域全体で一般的である。300点を超える標本が博物館に所蔵されている[1]。
日和見的な捕食者で、小魚や甲殻類、稀に植物も捕食する。海水では主にエビやニシン、小魚を食べ、淡水では主にテナガエビとニシンを食べる[4]。
外海と川の間を移動し、主に沖合で年2回産卵する[5]。繁殖は淡水でも海水でも行える[6]。稚魚はレプトセファルス幼生になり、汽水域や淡水域に移動する。
水深50 m以浅の場所の表層で見られる。サンゴ礁、マングローブ、沼地、川、湖、貯水池、氾濫原、運河に生息する。パプアニューギニアでは、オオサンショウモの下で発見された[7]。
肉質が非常に柔らかく、小骨が多いので下ろすのに手間がかかる。その反面、独特の金属臭があるとされ、食用として利用される事は少ない[8]が、一方で味には問題なく、美味であるという評価もあり[9]、この差がどのような理由によるものかは不明である。
ベンガルでは、koral fish (নানচিল কোরাল)と呼ばれる。インドネシアでは ikan bulan(月の魚)と呼ばれていた。ベトナムでは「cá cháo lớn」 (大きなお粥の魚)と呼ばれている。インドのオリッサ州では、Pani akhia と呼ばれる。
本種には下記のシノニムが知られる[10]。
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