アン・オブ・クレーヴズの肖像
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『アン・オブ・クレーヴズの肖像』(アン・オブ・クレーヴズのしょうぞう、仏: Portrait d'Anne de Clèves、英: Portrait of Erasmus of Anne of Cleves)は、ドイツ・ルネサンス期の画家ハンス・ホルバイン (子) が羊皮紙上にテンペラで制作した絵画である。本来、羊皮紙は板に貼り付けられていたが、後にキャンバスに張り替えられている[1]。モデルの女性はイングランド王ヘンリー8世の4番目の妻アン・オブ・クレーヴズで、絵画は2人が結婚する前の見合用の肖像画であった[2][3]。本来、トマス・ハワード (第21代アランデル伯爵) に所有されていたが、いく人かの所有者を経てパリに居住していたケルンの銀行家エバーハルト・ジャバッハの収集に入り[1]、最終的にジャバッハからルイ14世に購入された[1][2]。作品は現在、パリのルーヴル美術館に所蔵されている[1][2][3]。