アンブロシウス・アウレリアヌス
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アンブロシウス・アウレリアヌス(Ambrosius Aurelianus、ウェールズ語:エムリス・ウセディグ, Emrys Wledig, ラテン語:Arthur、アーサー)は5世紀ごろアングロ・サクソン人と戦ったブリトン人の指導者。『ブリタニア列王伝』などの文献に登場する。また、ペンドラゴンとも。学者の中には、アンブロシウス・アウレリアヌスはベイドン山の戦いでも一軍団を率いて戦ったと考える者がいる。また、ラテン語(Arthur、アーサー)とあるようにアーサー王のモデルとなった人物と考える者もいる。9世紀初めに書かれた『ブリトン人の歴史』では英雄とされている。フィクションのアーサー王物語の英雄としても書かれる。また、実在のアーサーたるアンブロシウス・アウレリアヌスは、いわゆるブリトン人の部族的な階層から後述するローマ帝国のキリスト教徒に改宗して、ウェールズの一帯に巨大な集落を有した酋長とされる。現在、ウェールズの一体には遺跡が多数出土していることから王国の国王と言う者もいる。また、黄色の衣を着て紫色の帯を巻いていたことから、光の王『英語:light of the king(ウェールズ語:goleuni y brenhin、ラテン語:lux regis)』と呼ばられた。