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アンジオテンシン変換酵素阻害薬(アンジオテンシンへんかんこうそそがいやく、angiotensin-converting-enzyme inhibitor)は、アンジオテンシンIをアンジオテンシンIIに変換するアンジオテンシン変換酵素(ACE)を阻害する薬物である。略称はACE阻害薬(エースそがいやく)。
日本薬局方に収載されているカプトプリルをはじめ、多くの薬物が臨床で用いられている。
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ACE阻害薬の服用者は、ブラジキニンの分解が遅くなるため、血液透析を行う場合、ポリアクリロニトリル共重合体膜の1種であるAN69膜を使用すると、高い確率でアナフィラキシーを起こすことが知られている[1][2]。
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医薬品として用いられるアンジオテンシン変換酵素阻害薬以外に、ACE阻害作用を持った食品が存在することも知られている。例えば、イソロイシン-プロリン-プロリンの順に3つのアミノ酸が連なったトリペプチドと、バリン-プロリン-プロリンの順に3つのアミノ酸が連なったトリペプチドは、ACE阻害作用を持つ [3]。
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