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アルバート湖(アルバートこ、Lake Albert)またはモブツ・セセ・セコ湖(モブツ・セセ・セコこ、Lake Mobutu Sese Seko)はウガンダとコンゴ民主共和国の間にある湖。アルベルト湖(Albertをローマ字読みしたもの)とも呼ばれる。大きさは約160km × 30km。深さは最大51m。世界第27位、アフリカで7番目の広さである。アルバートの名は、イギリスのヴィクトリア女王の夫、アルバート公に因み、モブツ・セセ・セコはコンゴ民主共和国の独立にあたり実権を掌握し、国名をザイールに変えた軍人・政治家の名前に因む。何れもイナゴ殺しの意味で東岸のニョロ人はムウィタンジゲ(ニョロ語: Mwitanzige[1])、北岸のアルア人はウネク・ボニョ(アルル語: Unek Bonyo[1])と呼ぶ。
アルバート湖はナイル川の上流部に位置する。グレート・リフト・バレーの一部である。流入の大部分はヴィクトリアナイル川からであるが、エドワード湖からセムリキ川も流れ込んでいる[2]。湖の北からアルバートナイル川が流れだしている。2006年にヴィクトリアナイル川の河口付近の三角州を含むマーチソン・フォールズ国立公園一帯はラムサール条約登録地となった[3]。
1864年にサミュエル・ベイカーがヨーロッパ人で初めてこの湖を「発見」した。2006年に英国の石油関連企業(ヘリテージ・オイル社)がウガンダ側の湖岸で石油を発見、その後、大きな油田であることが確認された[4]。2011年に生産開始が期待される。湖の境界線で隣国のコンゴ民主共和国と係争中。
コンゴ側のイトゥリ州では、ヘマ族とレンドゥ族による民族対立が繰り返されている。過去には大規模な衝突(イトゥリ紛争)では数万人規模の死者が生じているため、集落への襲撃のうわさが立つたびに多数の地域住民がアルバート湖へ船で乗り出し一時避難する姿が見られる[5]。
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