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アルコRS-27は、アルコが生産した車軸配置B-B、ロード・スイッチャータイプの電気式ディーゼル機関車である。1959年12月から1962年10月にかけて27両が製造された。センチュリー・シリーズへの過渡的なモデルである。
本形式は、アルコの4動軸ロード・スイッチャーシリーズの出力増大版である。本形式が製造されるまでは、出力2,400馬力(1,800kW)のディーゼル機関車は6動軸(車軸配置C-C)のRSD-15のみであった。出力の増大は、従来はV型12気筒で使用していた251型ディーゼルエンジンを16気筒に組み合わせることにより実現した。
本形式を改良し、ディーゼル機関車の第二世代ともいうべきセンチュリー・シリーズとしたのが、4動軸・2,400馬力のC-424である。RS-27の設計記号がDL-640であるのに対してC-424がDL-640Aであり、またメーカーのカタログにおいてRS-27にとってかわったのがC-424であることから、その関係は明らかである。
RSシリーズのなかでも特徴的なのは外見で、エンジンが車体前後方向(クランク軸方向)に拡大したために運転台が車端に寄り、ショート・フードが非常に短く、かつ高さの低いものとなった。
鉄道 | 両数 | ロードナンバー | 備考 |
---|---|---|---|
アルコ (デモ車) | 5 | 640-1 - 640-5 | 4両がユニオン・パシフィック鉄道(UP)675-678へ、 1両がC424に改造されてペンシルバニア鉄道(PRR)へ |
シカゴ・アンド・ノース・ウェスタン鉄道(CNW) | 4 | 900-903 | 3両がグリーン・ベイ・アンド・ウェスタン鉄道(GBW)316-318へ、1両がピーボディ炭坑(Peabody Coal)へ |
グリーン・ベイ・アンド・ウェスタン鉄道(GBW) | 1 | 310 | |
ペンシルバニア鉄道(PRR) | 15 | 2400-2414 | ペン・セントラル鉄道(PC)とコンレール(CR)へ。ロードナンバーは不変 |
スー・ライン鉄道(SOO) | 2 | 415-416 | |
合計 | 27 |
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