アメリカ独立戦争の海軍作戦行動
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アメリカ独立戦争の海軍作戦行動(アメリカどくりつせんそうのかいぐんさくせんこうどう、(英: The naval operations of the American Revolutionary War)はアメリカ独立戦争の開始から、1783年のパリ条約でアメリカの独立が認められるまでの間に行われたアメリカ、グレートブリテン王国(イギリス)、フランス王国等の海軍の作戦行動である。2つの期間に分けられる。
概要 アメリカ独立戦争の海軍作戦行動, 交戦勢力 ...
アメリカ独立戦争の海軍作戦行動 | |
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メキシコ湾岸と西インド諸島の戦域 | |
戦争:アメリカ独立戦争 | |
年月日:1775年 - 1782年 | |
場所:大西洋、西インド諸島、メキシコ湾岸、イギリス海峡、ハドソン湾、インド洋、東インド諸島 | |
結果:パリ条約、イギリスは東フロリダ、西フロリダおよびメノルカ島をスペインに割譲し、トバゴ島をフランスに割譲した。 オランダはナーガッパッティナムをイギリスに割譲した。 | |
交戦勢力 | |
フランス王国 スペイン王国 ネーデルラント連邦共和国 アメリカ合衆国 |
グレートブリテン王国 |
指導者・指揮官 | |
フランソワ・ジョゼフ・ポール・ド・グラス ピエール・アンドレ・ド・シュフラン デスタン伯シャルル・エクター ベルナルド・デ・ガルベス ヨハン・ズートマン |
ジョージ・ロドニー リチャード・ハウ エドワード・ヒューズ |
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1つ目の期間は、開戦の1775年から1778年の夏までであり、イギリス海軍が大陸軍に対抗するイギリス陸軍と呼応して北アメリカの海岸、川、湖で活動した。更にイギリスの商船をアメリカの海賊行為(私掠船)から守ることも任務の一つだった。
2つ目の期間は、フランス、スペインおよびネーデルラント連邦共和国(オランダ)の相次ぐ参戦により、西インド諸島やベンガル湾にまで及ぶ海戦に拡大したものであり、1778年夏から1783年中程までの期間である。アメリカ大陸で進行中の作戦支援や通商保護が目的のものもあったが、大きなスケールでの海軍力同士のぶつかり合いもあった。