アミトリプチリン
抗うつ薬の一つ / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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アミトリプチリン(Amitriptyline)は、抗うつ薬の中でも最初に開発された三環系抗うつ薬(TCA)の一種である。主に抗うつ用途として処方されるケースが多いが、神経痛や薬物乱用頭痛の緩和[1]、それにともなう頭痛薬の断薬などを目的に処方されるケースもある。作用機序としては、脳内においてノルアドレナリン及びセロトニンの再取り込みを抑制し、シナプス領域のモノアミンが増量する。日本での先発品名はトリプタノール、ラントロン、旧称ノーマルンである。
概要 IUPAC命名法による物質名, 臨床データ ...
IUPAC命名法による物質名 | |
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臨床データ | |
胎児危険度分類 |
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法的規制 |
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投与経路 | 経口 |
薬物動態データ | |
生物学的利用能 | 30–60%(初回通過代謝による) |
血漿タンパク結合 | > 90% |
代謝 | 肝臓 CYP2C19, CYP1A2, CYP2D6 |
半減期 | 10–50時間、平均15時間 |
排泄 | 腎臓 |
識別 | |
CAS番号 | 50-48-6 |
ATCコード | N06AA09 (WHO) |
PubChem | CID: 2160 |
DrugBank | APRD00227 |
ChemSpider | 2075 |
KEGG | D07448 |
化学的データ | |
化学式 | C20H23N |
分子量 | 277.403 g/mol |
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副作用では添付文書などにおいて、自殺リスクの増加のおそれについての注意がある。減薬は徐々に行う必要がある[2]。抗コリン作用が強く、口渇、便秘、めまい、眠気、排尿障害、などの三環系抗うつ薬にありがちな副作用が強く現れやすい。