アツィナナナの雨林
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アツィナナナの雨林は、マダガスカル島東部の6つの国立公園にまたがる森林である。この古い森林は、6000万年以上前に他の大陸と別れたこの島の地理上の歴史を物語ってくれるものといえる。2007年には、キツネザルなどの絶滅危惧種の生息や生物多様性が評価され、ユネスコの世界遺産に登録された。
概要 アツィナナナの雨林(マダガスカル), 英名 ...
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マソアラ国立公園 | |||
英名 | Rainforests of the Atsinanana | ||
仏名 | Forêts humides de l'Atsinanana | ||
面積 | 479660.7 ha | ||
登録区分 | 自然遺産 | ||
IUCN分類 | II(国立公園) | ||
登録基準 | (9), (10) | ||
登録年 | 2007年 | ||
備考 | 危機遺産(2010年 - ) | ||
公式サイト | 世界遺産センター(英語) | ||
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長い間の隔絶により、マダガスカル島の固有種は非常に多く、約12,000種の固有種の植物が見られる。この雨林には霊長目の5つ科(特にキツネザル上科(英語版)に属する全科)、齧歯目の7つの属、食肉目の6つの属および翼手目の数種の動物が生息しており、全てはマダガスカルの固有科・属・種である。IUCNのレッドリストに収録されている72種の絶滅危惧種を含む123種のマダガスカルの飛べない哺乳類のうち、78種はこの雨林に生息している[1]。