アダージョとロンド (モーツァルト)
モーツァルトの室内楽曲 ウィキペディアから
モーツァルトの室内楽曲 ウィキペディアから
アダージョとロンド ハ短調 K.617は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの室内楽作品。楽器編成はグラスハーモニカ、フルート、オーボエ、ヴィオラ、チェロの五重奏[1]。盲目のグラスハーモニカの名手、マリアンネ・キルヒゲスナーのために1791年5月23日に作曲され（モーツァルトの自作作品目録の日付による[2]）、6月10日、ウィーンのブルク劇場の音楽アカデミー（演奏会）で初演された。続いて、8月19日にケルントナートーア劇場でも演奏されている[1]。
自筆譜は「シュテファン・ツヴァイク・コレクション」の構成品として大英図書館に保管されている。オーストリアの作家、シュテファン・ツヴァイクが1930年にベルリンのオークションで購入したものである[3]。
初版の出版は1799年、ブライトコプフ・ウント・ヘルテル社から[1]。
前半のアダージョと後半のロンドで構成され、ハ短調の前半は58小節、ハ長調の後半は230小節になる[1]。
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