『まんがタイムきららMAX』(まんがタイムきららマックス)は、芳文社発行の4コマ漫画雑誌。原則として毎月19日に発売されている(ただし、地域によっては発売日が異なることがある)。B5判、平綴じである。
『まんがタイムきらら』など他のきらら系雑誌とは姉妹誌の関係にある。キャッチコピーは「ドキドキ★ビジュアル全開マガジン」。
姉妹誌である『まんがタイムきらら』、『まんがタイムきららキャラット』に続く第3の『きらら』系雑誌として創刊された。創刊時期が他の姉妹誌より遅かったこともあり、創刊当初からほぼ全ての誌面を新人作家、『きらら』系デビューの作家および異分野出身の作家の作品が占めている(ファミリー向け4コマ出身作家からは藤島じゅんおよび榛名まおがいた程度)。
創刊初期はカラーピンナップが掲載されていた。また、創刊からしばらくの間、表紙や広告などでの紹介文中、やたら日本語をローマ字表記した文言が見られた。
『きらら』系列の4コマ漫画雑誌では唯一、読者欄が継続的に掲載されている。
他誌増刊時代
通巻号数はVol.1まで刊行。
- 2004年5月24日 - 『まんがタイムきらら』2004年7月号増刊として創刊(Vol.1)。増刊誌は1冊のみ刊行。
独立創刊以降
2024年9月19日現在、通巻号数はNO.241まで、創刊年数は20年目。
- 2004年9月29日 - 『まんがタイムきららMAX』 2004年11月号として独立創刊。この号から○月号表記で通巻のカウントNO.○も始まる。毎月29日刊行で創刊。
- 2005年9月20日 - 『まんがタイムきららMAX』 2005年11月号発売号より、毎月29日から毎月19日に変更、定価も改訂。
- 2006年7月19日 - 『まんがタイムきららMAX』 2006年9月号発売号より、創刊以来使用してきたセリフ(文字飾り)のついた "MAX" のロゴを変更するなど、デザインをポップに大幅リニューアル。
- 2008年10月18日 - 『まんがタイムきららMAX』 2008年12月号が刊行。この号で通巻号数がNo.50になる。
- 2009年9月19日 - 『まんがタイムきららMAX』 2009年11月号が刊行。この号で、独立創刊5周年になる。また、5周年記念付録として「かなめもアンソロジー」を付録している。
- 2010年3月19日 - 『まんがタイムきららMAX』 2010年5月号が刊行。表紙の年月号デザイン&側面のデザインが少々変更される。
- 2012年12月19日 - 『まんがタイムきららMAX』 2013年2月号が刊行。この号で通巻号数がNo.100になる。また、100号記念ふろくとして、メモリアルブックカバーを付録している。
- 2013年6月19日 - 『まんがタイムきららMAX』 2013年8月号が刊行。「2013年夏の読書感想文コンクール」の開催を告知。MAX誌で連載された作品を対象に感想文を募集。11月号で優秀作品の発表。
- 2014年8月19日 - 『まんがタイムきららMAX』 2014年10月号が刊行。創刊10周年記念号。10周年記念冊子「MAXX(マックステン)」が付録。
- 2017年2月18日 - 『まんがタイムきららMAX』 2017年4月号が刊行。この号で通巻号数がNo.150になる。
- 2021年4月19日 - 『まんがタイムきららMAX』 2021年6月号が刊行。この号で通巻号数がNo.200になる。200号記念特別冊子「MAX200」が付録。
- 2024年9月19日 - 『まんがタイムきららMAX』2024年11月号が刊行。独立創刊20周年。
ドラマCD化作品
各作品に詳細あり。2013年7月現在。
アニメ化作品
各作品に詳細あり。2024年6月現在。
ゲーム化作品
2023年11月現在。
この他、クロスオーバー作品への参加事例として以下の作品がある。
2024年11月号現在。
(連載期間の長い順 / タイトル五十音順)太字は『COMIC FUZ』にて配信している。
- ご注文はうさぎですか? (Koi、2010年12月号ゲスト、2011年3月号 - ・COMIC FUZでは日曜枠)
- ぼっち・ざ・ろっく!(はまじあき、2018年2月号 - 4月号ゲスト、5月号 - ・COMIC FUZでは日曜枠)
- ななどなどなど(宇崎うそ、2019年2月号 - 4月号ゲスト、6月号 - [注 1]・COMIC FUZでは日曜枠)
- ぬるめた(こかむも、2020年2月号 - 4月号ゲスト、5月号 - ・COMIC FUZでは水曜枠)
- SAN値直葬!闇バイト(ムクロメ、2022年2月号 - 3月号ゲスト、4月号 - ・COMIC FUZでは月曜枠)
- わからせろ!ナマイキツネ様(*sow*、2022年11月号 - )
- ラスボスは逃げ出した▽(しぴー、2022年7月号ゲスト、2023年2月号 - )
- ばーがー・ふぉー・ゆー!(双葉陽、2022年12月号 - 2023年2月号ゲスト、3月号 - 2024年11月号)
- 性別不明な殺し屋さんがカワイすぎる。(つみきつき、2023年1月号 - 2月号ゲスト、4月号 - ・COMIC FUZでは火曜枠)
- エイティエイトを2でわって(有馬、2023年2月号 - 4月号ゲスト[注 2]、5月号 - )
- てくてくっ!秘密リサーチ(さいにゃん、2023年3月号 - 4月号ゲスト、6月号 - )
- さうのあっ!(原作:笠間裕之・作画:宮月もそこ、2023年5月号 - 7月号ゲスト、8月号 - )
- アイドルビーバック!(はんざわかおり、2023年9月号 - )
- スポチャン!(原作:市川ヒロ・作画:土管、2023年12月号 - 2024年1月号ゲスト[注 3]、2月号[6] - )
- へるしーへありーすけありー(O仮名だモ、2023年9月号 - 10月号、2024年1月号ゲスト、2月号 - )
- 追放令嬢は技能実習生になりました。〜アーシャさまは野菜畑から逃げ出したい〜(うるし、2024年1月号 - 2月号ゲスト、3月号 - )
- 神絵師のおしごと[注 4](有野金吾、2024年4月号 - )
- 涼井さんの推しメシ(かぜぱな、2024年3月号 - 5月号ゲスト、6月号 - )
- 江口さんの純情サキュバス(工藤える、2024年6月号 - 8月号ゲスト、9月号 - )
- プロジェクト・ユリフォーミング!(御家かえる、2024年8月号 - 10月号ゲスト、11月号 - )
(連載開始号の古い順 / タイトル五十音順)
- ことはの王子様 (渡辺純子、創刊号 - 2007年6月号掲載の後、休載中)
- アイオン (MR+、2005年4月号 - 2007年8月号掲載の後、休載中)
- 天国の本屋さん〜路地裏幻草子〜 (阿倍野ちゃこ、2008年9月号 - 2009年9月号掲載の後、休載中)
- おにさん、こちら (昼間行燈、2010年11月号 - 2014年2月号掲載の後、休載中)
- ぶらまり〜時給800円の吸血鬼〜(神藤かみち、2013年6月号 - 8月号ゲスト、12月号 - 2014年10月号掲載の後、休載中)
- アイはぐ(浪咲ゆか、2013年11月号 - 12月号ゲスト、2014年6月号 - 2015年3月号掲載の後、休載中)
- サキュバスなんてもうこりごり!(BirdHatter、2022年5月号 - 6月号ゲスト、8月号 - 9月号掲載の後、休載中)
4コマ誌においては、他のジャンルの漫画雑誌と異なり、表紙イラストが1名の作家によって複数月連続して担当されることが多いという特徴がある。またテレビアニメが放送されている期間は、その作品が表紙を担当する。ここでは、本誌の表紙イラストを担当していた作品・作家と、その担当していた期間を記す。順番は、基本的に【増刊誌時代】と【月刊誌時代】の、初表紙での作品/作者の順番に記載。
【増刊誌時代】
- Healing Spell. (水瀬凛) (創刊号(Vol.1))
【月刊誌】
- 魔法のじゅもん(あらきかなお)(2004年11月号(独立創刊号)、2005年2月号、5月号)
- LR少女探偵団(濱元隆輔)(2004年12月号、2005年3月号 - 4月号)
- えむの王国(中平凱)(2005年1月号)
- 天然女子高物語(門井亜矢)(2005年6月号 - 2006年8月号、2008年5月号、10月号)
- イチロー!(未影)(2006年9月号 - 2008年1月号、3月号、6月号、8月号 - 9月号、2009年2月号、4月号)
- 落花流水(真田一輝)(2008年2月号、7月号、12月号、2009年5月号、2010年7月号、12月号、2011年6月号、12月号)
- ひろなex.(すか)(2008年4月号、11月号、2010年6月号、2012年1月号)
- そして僕らは家族になる(荒木風羽)(2009年1月号)
- かなめも(石見翔子)(2009年3月号、6月号 - 2010年5月号、11月号、2011年3月号 - 4月号、2012年5月号)
- ホイップノート(未影)(2010年8月号、10月号、2011年1月号 - 2月号、7月号 - 8月号、10月号 - 11月号)
- くすりのマジョラム(鈴城芹)(2010年9月号)
- きんいろモザイク(原悠衣)(2011年5月号、9月号、2012年2月号、6月号、9月号、11月号、2013年1月号 - 12月号、2014年2月号、10月号 - 11月号、2015年1月号、3月号、5月号 - 8月号、2016年9月号、2017年3月号、7月号、9月号、2018年9月号、11月号、2019年7月号、9月号、2020年3月号、5月号)
- LSD〜ろんぐすろーでぃすたんす〜(ほた。)(2012年3月号)
- ご注文はうさぎですか?(Koi)(2012年4月号、7月号、10月号、12月号、2013年4月号、2014年1月号 - 10月号、12月号、2015年2月号、4月号、9月号 - 2016年2月号、8月号、10月号、2017年4月号、6月号、10月号、12月号 - 2018年2月号、4月号、10月号、12月号、2019年2月号、5月号、11月号、2020年2月号、11月号 - 12月号、2021年1月号 - 3月号、10月号、12月号、2022年5月号、2023年3月号、7月号、12月号、2024年5月号、10月号、11月号)
- カレーの王女さま(仏さんじょ)(2012年8月号)
- ステラのまほう(くろば・U)(2016年3月号 - 5月号、11月号 - 2017年2月号、5月号、2019年3月号、2022年2月号)
- こみっくがーるず(はんざわかおり)(2016年6月号、2017年8月号、11月号、2018年3月号、5月号 - 8月号、2019年1月号、6月号、2020年6月号、2022年6月号、2023年4月号)
- いちごの入ったソーダ水(荒井チェリー)(2016年7月号)
- ぼっち・ざ・ろっく!(はまじあき)(2019年4月号、2020年4月号、2021年4月号、6月号[注 26]、8月号 - 9月号、2022年4月号、7月号、10月号 - 2023年2月号、5月号、10月号、2024年1月号、7月号、9月号、11月号)
- 魔王城ツアーへようこそ!(春雨)(2019年8月号)
- 社畜さんと家出少女(タツノコッソ)(2019年10月号)
- 初恋*れ〜るとりっぷ(永山ゆうのん)(2019年12月号)
- 旅する海とアトリエ(森永ミキ)(2020年1月号)
- しょうこセンセイ!(なじみ)(2020年7月号)
- きんいろモザイク Best wishes. (原悠衣)(2020年8月号、2021年5月号)
- 私を球場に連れてって!(原作:スーパーまさら・作画:うみのとも)(2020年9月号、2021年7月号)
- いのち短し善せよ乙女(土管)(2020年10月号)
- 瑠東さんには敵いません!(相崎うたう)(2021年11月号)
- 妖こそ怪異戸籍課へ(原作:笠間裕之・作画:柴朗)(2022年1月号)
- ぬるめた(こかむも)(2022年3月号)
- コンビニ夜勤のあくまちゃん(なじみ)(2022年8月号)
- ななどなどなど(宇崎うそ)(2022年9月号、2024年8月号)
- メイドさんはハジメテの友達(相馬一)(2023年6月号)
- ギャルとネクラの吸血関係(カコベン)(2023年8月号)
- アイドルビーバック!(はんざわかおり)(2023年9月号、2024年4月号)
- わからせろ!ナマイキツネ様(*sow*)(2023年11月号)
- 性別不明な殺し屋さんがカワイすぎる。(つみきつき)(2024年2月号)
- エイティエイトを2でわって(有馬)(2024年3月号)
- さうのあっ!(原作:笠間裕之・作画:宮月もそこ)(2024年6月号)
- 2013年4月号、2014年2月号、10月号は『きんいろモザイク』と『ご注文はうさぎですか?』の合同表紙
- 2024年11月号は『ご注文はうさぎですか?』と『ぼっち・ざ・ろっく!』の合同表紙。
注釈
2023年11月号にて「しばらく休載する」との告知があり[3]、2024年7月号まで休載した。2023年5月号 - 8月号も産休により休載していたが、この間は代わりに番外編『ななどなどなど はるやすみっ!』を掲載していた[4]。
ゲスト掲載時のタイトルは『ニブンノハチジュウハチ』。
2017年3月号 - 4月号にも市川の単独名義でゲスト掲載されているが、ストーリー上のつながりはない[5]。
2023年7月号 - 8月号に『私の神(推し)を信仰(推)してくれ』の題でゲスト掲載されているが、ストーリー上のつながりはない。
以降は『まんがタイムきららキャラット』のみで連載し終了。
2013年6月号にて休載の告知があり、同年7月号から2014年2月号まで休載した。休載中は読者欄で『FREE! SPACE』と題された4コマ1本を掲載。
ゲスト1作目は「髪長の女」、2作目は「ハラる」、3作目は「きさまのまなざし」のタイトルで掲載。
2015年5月号においてしばらく休載する旨の告知が掲載され、2016年6月号まで休載した。
2015年5月号までのタイトルは『楽園ふぇいく』。
ゲスト掲載時のタイトルは『ぱぺっとと栞のラペル』。
連載が最新話に追いついているため、単行本にある全話が配信されている状態。
ゲスト掲載時のタイトルは『お兄ちゃんって呼ばないで』。
ゲスト掲載時のタイトルは『これが私の食べる道!』。
2018年10月号から連載再開を予定していたが、作者との協議の結果、2018年8月号をもって最終回となった[8]。
ゲスト版と連載版では設定が異なり、ストーリー上のつながりはない。
ゲスト掲載時のタイトルは『ハルメタルドールズ!』。
ゲスト版と連載版では設定が異なり、ストーリー上のつながりはない。
ゲスト掲載時のタイトルは『マグロちゃんは食べられたい♥』。
2022年1月号 - 2月号に『メイドさんとおたのしみ』の題でゲスト掲載されているが、ストーリー上のつながりはない。
出典
『マガジンデータ2021』、日本雑誌協会、2020年12月、28頁。