さくら住座
岡山県岡山市中区にある岡山市営住宅とその一帯 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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さくら住座(さくらじゅうざ)は、岡山県岡山市中区にある岡山市営住宅、その一帯の町丁。
元々の地名は「花畑(はなばたけ)」と「網浜(あみのはま)」である。1889年(明治22年)の市制施行の際、岡山市内となる。 1967年(昭和42年)の住居表示事業で網浜・花畑のそれぞれ一部がさくら住座となる。町名は旭川にかかる桜橋にちなんで名付けたようである。
このさくら住座一帯は1951年(昭和26年)から1953年(昭和28年)にかけて集合住宅が建設され、 1号棟から9号棟まで計176戸が整備された。 旧1 - 9号棟(番館)までの住宅9棟と付属施設があったが、うち旧1・4・5号棟は元は岡山県営住宅・花畑団地であり、平成24年度に県から岡山市に無償譲渡で移管した。旧2・3・6 - 9号棟は元からの岡山市営住宅である。
鉄筋コンクリート造の岡山市営住宅の中では、建て替え前の時点で2番目に古かった(もっとも古いのは昭和24年度 - 27年度竣工の門田白鳥住座(2020年(令和2年)に解体))。
平成に入り、住棟の老朽化に伴い、鉄筋コンクリート造12階建て市営住宅・2棟に建て替えられる計画となった。
岡山市では、さくら住座に市営住宅・門田白鳥住座を統合する形での現地建て替え事業「さくら住座再生事業」を実施。 まずは第1期工事として2014年(平成26年)敷地内北西側の旧1 - 4号棟を解体した跡地に新1号棟を整備した。 続いて第2期工事として2017年(平成29年)敷地内南側の旧5・6・7号棟ほかを解体した跡地に新2号棟を整備した。 敷地内北東側の旧8・9号棟も合わせて解体され、現在は居宅介護支援事務所が建つ。 なお、整備事業に合わせて北に接する東山中学校の用地拡大も行われ、団地面積が若干縮小され、北側の道路が新しく整備された。