聖母の神殿奉献 (ティントレット)
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『聖母の神殿奉献』(せいぼのしんでんほうけん、伊: Presentazione di Maria al Tempio, 英: Presentation of the Virgin at the Temple)は、イタリアのルネサンス期のヴェネツィア派の巨匠ティントレットが1550年から1553年に制作した絵画である。油彩。主題は『新約聖書』の外典福音書の1つ「ヤコブの福音書(英語版)」で語られている聖母の神殿奉献のエピソードから採られている。もともとはヴェネツィアのカンナレージョ(英語版)にあるマドンナ・デッロルト教会(英語版)の、オルガンの外扉の両翼を飾るために制作された作品で、扉を閉じたときに1枚の絵画となるように、2つのキャンバスに分割されて描かれた[1][2][3][4][5]。現在は1枚の絵画としてつなぎ合わされて同教会に所蔵されている[1][2][3][4][5]。