聖ゲオルギウスと竜 (カルパッチョ)
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『聖ゲオルギウスと竜』(せいゲオルギウスとりゅう、伊: San Giorgio e il drago, 英: Saint George and the Dragon)は、初期ルネサンス期のイタリアのヴェネツィア派の画家ヴィットーレ・カルパッチョが1502年頃に制作した絵画である。油彩。主題はキリスト教の聖人の聖ゲオルギウスの竜殺しの伝説の一場面から取られ、横幅3メートルを超える細長いキャンバスに描かれている。ヴェネツィアのダルマチア系スラブ人のサン・ジョルジョ・デッリ・スキアヴォーニ同信会館(英語版)の依頼で制作され、同じく聖ゲオルギウスを主題とする『聖ゲオルギウスの勝利』(Trionfo di San Giorgio)、『シレーヌの人々の洗礼』(Battesimo dei Seleniti)とともに9点の聖人伝の連作を構成している。