原罪と楽園追放
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『原罪と楽園追放』(げんざいとらくえんついほう, 伊: Peccato originale e cacciata dal Paradiso terrestre, 英: The Original Sin and Expulsion from Paradise)は、盛期ルネサンスのイタリアの巨匠ミケランジェロ・ブオナローティが1510年頃に制作した絵画である。フレスコ画。ローマ教皇ユリウス2世の委託によって、ローマのバチカン宮殿内に建築されたシスティーナ礼拝堂の天井画の一部として描かれた。天井画の中心部分は9つに区分され、主題は『旧約聖書』「創世記」から大きく3つのテーマ、9つの場面がとられている。3つのテーマは順に天地創造、アダムとイヴ、ノアの物語であり、『原罪と楽園からの追放』は第6のベイにアダムとイヴに関する絵画の3番目として『アダムの創造』と『イブの創造』とともに描かれた[1]。