体節 (脊椎動物)
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体節(たいせつ、英語:somite)は脊索動物全般に亘って胚発生時に現れる中胚葉性の分節構造だが、本項では特に脊椎動物の体節について述べる。
概要 体節(somite), 英語 ...
体節(somite) | |
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ニワトリ45時間胚の横断面。上下軸が背腹軸に対応する。緑色のneural tubeが体の正中を走る神経管であり、体節(somite:赤色)はその両側に並ぶ。 | |
18-21日目のヒト胚を左側面からスケッチした図。背側に連続して見える節が体節。 | |
英語 | somite, primitive segment(古) |
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脊椎動物における体節(somite、(古)primitive segment)とは、胚発生において体幹に発生する、前後軸に分節した中胚葉性の構造物のことを指す。全ての系統に亘って存在し、多少動物によって差はあるものの、一般に皮節・筋節・硬節へと更に分かれたのち、真皮や骨格筋、骨格や体幹の脊髄神経など様々な要素に分化する。脊椎動物の体の形態を決定づける上で極めて重要な構造であると言える。