仔羊のいる聖家族
ウィキペディア フリーな encyclopedia
『仔羊のいる聖家族』(こひつじのいるせいかぞく、西: Sagrada Familia del cordero、英: The Holy Family with a Lamb)は、ラファエロ・サンティによる板上の油彩画である。「RAPHAEL URBINAS」と署名されており、1507年ごろに制作された。作品はマドリードのプラド美術館に所蔵されている[1][2]。
概要 作者, 製作年 ...
イタリア語: Sacra Famiglia con l'agnello 英語: The Holy Family with a Lamb | |
作者 | ラファエロ・サンティ |
---|---|
製作年 | 1507年ごろ |
種類 | 板に油彩 |
寸法 | 29 cm × 21 cm (11 in × 8.3 in) |
所蔵 | プラド美術館、マドリード |
閉じる
この作品の最初の所有者は知られいていないが、1703年にローマのファルコニエリ・コレクションにあったことが知られている[1]。その後すぐにスペインの王室コレクションに入ったが、1724年にイタリアの画家カルロ・マラッタがフェリペ5世のために購入したラファエロの『エジプトへの逃避途上の休息』が本作にあたるとみなす研究者もいる[1]。実際、本作の画面中景左側には、聖家族のエジプトへの逃避の情景が描かれている[1]。作品はおそらく18世紀にエル・エスコリアル修道院に移され、1837年に王室のコレクションとともにプラド美術館に入った[1]。
オックスフォードのアシュモレアン博物館には、準備素描が残っている[1]。数多くの古いコピーからも明らかなように、この作品は非常な成功を収めた。