京葉臨海鉄道

千葉県内で貨物鉄道運営を行っている、日本貨物鉄道(JR貨物)・千葉県などが出資する臨海鉄道会社 ウィキペディアから

京葉臨海鉄道map

京葉臨海鉄道株式会社(けいようりんかいてつどう)は日本最古の臨海鉄道で千葉県内で貨物鉄道の運営を行っている、日本貨物鉄道(JR貨物)・千葉県などが出資する臨海鉄道会社である。本社は千葉市中央区新町にある。

概要 種類, 略称 ...
京葉臨海鉄道株式会社
Keiyorinkai Co., Ltd.
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京葉臨海鉄道の貨物列車
種類 株式会社
略称 りんてつ
本社所在地 日本
260-0028
千葉県千葉市中央区新町18-14
北緯35度36分36.46秒 東経140度6分48.28秒
設立 1962年(昭和37年)11月20日
業種 陸運業
法人番号 2040001002188
事業内容 鉄道事業、倉庫事業、日本貨物鉄道株式会社の業務受託、不動産賃貸業、損害保険代理業 他
代表者 代表取締役社長 𠮷澤 淳
資本金 19億4800万円
(2021年3月31日現在)[1]
発行済株式総数 389万6000株
(2021年3月31日現在)[1]
売上高 23億8039万1000円
(2021年3月期)[1]
営業利益 1億2823万2000円
(2021年3月期)[1]
純利益 1億7396万3000円
(2021年3月期)[1]
純資産 45億3456万3000円
(2021年3月31日現在)[1]
総資産 93億7354万7000円
(2021年3月31日現在)[1]
従業員数 183人(2020年4月現在[2]
決算期 3月31日
主要株主 日本貨物鉄道 33.94%
千葉県 31.31%
コスモ石油 3.92%
出光興産 3.56%
住友化学 2.09%
(2019年3月31日現在[3]
主要子会社 京葉臨海通運(株) 100%
外部リンク www.rintetu.co.jp
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蘇我事業所。蘇我駅西口付近にある。

日本国有鉄道(国鉄)・沿線自治体・沿線進出企業が出資する第三セクター方式の臨海鉄道会社として1962年に設立された[4]。総営業キロ数は23.8km、1日16往復(2022年現在)。現在貨物駅として機能しているのは、北から千葉貨物駅浜五井駅甲子駅北袖駅京葉久保田駅の5駅である。同社は千葉県内の鉄道貨物取り扱いを一手に引き受けていて、主な扱い品目は石油コンテナである。近年は鉄道事業以外にも倉庫事業や不動産事業も行っている[4]

歴史

路線

現有車両

2017年3月31日現在、ディーゼル機関車の種類は3種類、7両が在籍する[9]。下記9両のうち、KD55 105は2012年に仙台臨海鉄道に譲渡されており[10](その後2021年3月下旬に廃車になった)、残る8両のうちKD55 102[11]・103[12]・201[13]とKD60 1[14]・2[15]・3[16]・4[17]の7両が2007年以降に検査を受けていることが確認されている。

全般検査は自社で施行されている。京葉臨海鉄道で最も古い機関車は「KD55形 103号機」で1967年製造された液体式ディーゼル車である。同車は京葉臨海鉄道のコーポレートカラーである青色に塗装されている。

KD55形(101-103・105・201号)
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:KD55 102 自社発注機で、無線操縦装置を搭載するほか、車体各部形状が0番台や国鉄DD13形とは異なる
中左:KD55 103 元国鉄DD13 346の機関更新機
中右:KD55 105 元国鉄DD13 366の機関更新機
: KD55 201 自社発注機。冷房装置を搭載するため200番台に区分。無線操縦装置はアンテナと台座のみの準備工事にとどまっている。
  • KD55101:KD5510を1991年に機関更新した車両
  • KD55102:1992年に新潟鉄工所で製造された車両。この車両から現在の塗色となった。
  • KD55103:KD5513を1992年に機関更新した車両
  • KD55105:KD5515を1994年に機関更新した車両
  • KD55201:1995年に新潟鉄工所で製造された車両。無線操縦装置の準備と冷房装置が取り付けられているため200番台に区分。
KD60形(1-4号)
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:KD60 1 2001年5月日本車輛製[18]。その後鹿島臨海鉄道KRD64形・神奈川臨海鉄道DD60形・名古屋臨海鉄道ND60形が共通仕様で製作されている。
:KD60 4 試作的要素のあった1号機に対し、量産型の2号機以降は各部形状が異なる。
  • KD601:2001年に日本車輌で製造された車両
  • KD602:2002年に日本車輌で製造された車両
  • KD603:2004年に日本車輌で製造された車両
  • KD604:2008年に日本車輌で製造された車両
国鉄DD13形ディーゼル機関車をベースとしつつ、機関を三菱製の小型のものとして機関室の高さを低くし、運転室からの視界を拡大させた[18]
DD200形
従来のKD55形の置き換え用として、JR貨物に導入されているDD200形を京葉臨海鉄道でも導入した。2021年6月に到着し、「RED MARINE」の愛称が発表された[19]

過去に保有していた車両

KD501
三井芦別鉄道DD503を1989年に譲り受けた車両。豪雪地用の縦2列の前照灯が特徴。2000年に廃車された。

受託業務

JR貨物から次の業務を受託している。

脚注

関連項目

外部リンク

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