トリウィウム
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トリウィウムまたは三学は七つのリベラルアーツの下位科目であり、文法学、論理学、修辞学からなる[1]。
マルティアヌス・ミンネウス・フェリクス・カペッラの『De nuptiis Philologiae et Mercurii』(『哲学と水星の結婚』)には三学(トリウィウム)が暗示されているが、この言葉が使われるようになったのは、カロリング朝ルネサンス期であり、それまでのクワドリウィウムを模倣して作られた[2]。文法学、論理学、修辞学は、プラトンの対話篇で説明されているように、古典的な教育に不可欠な科目である。中世にはこの3科目をまとめて「トリウィウム」と呼ぶようになったが、3科目を最初に学ぶという伝統は古代ギリシャで確立された。現代では、イギリスやアメリカの一部の大学(一部は古典教育運動の一環)や、イギリスの独立系スクールなど、様々な形で行われている。