アエギュプトゥスのキリスト教化
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アエギュプトゥスのキリスト教化(アエギュプトゥスのキリストきょうか)は、ローマ帝国支配下のエジプト(アエギュプトゥス属州)のキリスト教化について説明する。
古代エジプトでは古代エジプト古来の宗教が信仰されていたが、ギリシャ人・ローマ人の支配を経てエジプト固有の風土は薄れ、大きく変貌することとなった。また、帝国全体にわたってキリスト教ではない異教の神殿の閉鎖を命じられ、古代エジプトの宗教は瀕死の状態になる。その一方4世紀を通じてキリスト教は地位を高め、異教の信者は減り、390年に皇帝テオドシウス1世の命により国教となったキリスト教以外の異教を禁じられた。これら一連の動きを経て、アエギュプトゥスはキリスト教化されるに至った。